授業中に居眠りをしていた生徒に頭を叩く、暴言を吐くなど体罰をした県立高校の教諭ら2人が7月31日、鳥取県教育委員会から戒告の処分を受けました。

鳥取県教育委員会の記者会見
「申し訳ございませんでした」

鳥取県教育委員会によりますと、県東部の県立高校に勤務する30代の男性教諭は6月17日、1時間目の授業が始まって5分程で居眠りをはじめた男子生徒に対し、教科書の角で頭を叩きました。

その5分後に同じ男子生徒が再び居眠りを始めると、男子生徒の机を蹴ったうえ、髪の毛をつかんで頭を起こし、「何いびきかいて寝てんねん、何回言ったらわかるねん、ぼけ」などと畳みかけるように暴言を吐き、およそ10分間立ったまま授業を受けさせました。

県教委は、法律で禁止されている体罰に当たるとして、男性教諭を7月31日付で戒告の処分としました。

また鳥取市の中学校に勤務する30代の男性教諭は去年12月、車を運転して勤務先から帰る途中、市内の交差点を左折する際、安全確認が不十分だったため右から来た自転車に気付くのが遅れ、衝突して自転車を転倒させ、乗っていた人に全治1か月の左肩関節脱臼などのけがをさせたとして、7月31日付で戒告の処分を受けました。

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