沖縄県は1日、首里城(那覇市)の地下に掘られ、太平洋戦争末期の沖縄戦で旧日本陸軍の軍事的中枢だった第32軍司令部壕の保存と公開に向けた検討委員会の初会合を開いた。軍が撤退時に内部を爆破した影響もあり全容は未解明で、今後必要な調査や安全性確保の対策などを盛り込んだ基本計画を年度内にまとめる。  県は平和教育の場として貴重な戦跡だとし、2025年度以降の段階的な公開を目指している。会合では、火災で焼失し再建中の首里城正殿の完成が見込まれる26年に合わせ、壕の文化財指定を目指す方針や、近隣に展示施設を整備する計画を報告した。  検討委は沖縄戦研究者や工学者らで構成。


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