今年クマが頻繁に出没している栃木県日光市で、小学校にクマが現れた想定で警察や行政などが対応を確認する訓練を行いました。

訓練は小学校の校庭にクマが現れたとの想定で行われ、警察官と日光市や栃木県の職員などが参加しました。

クマに扮した警察官を見つけると、サイレンを鳴らしたり爆竹や花火を使ったりして大きな音を出し、クマを山に追い払おうとしていました。またクマが逃げなかった場合も想定し、警察官の指導の下、猟友会が模擬銃でクマを射殺する手順を確認しました。

日光市ではクマが頻繁に出没していて、去年は1年間で61回でしたが、今年は先月までに52回となっています。特に夏はクマが畑の農作物を狙い、市街地に現れることが多く、先月1日には、市内で男性(51)が襲われけがをしています。

警察は「クマを見かけたら近づいたり写真を撮ったりせず、通報してほしい」と呼びかけています。

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