静岡県伊豆半島の東海岸を走る伊豆急行が、東伊豆町の熱川バナナワニ園と、「伊豆熱川」駅の副駅名のネーミングライツ契約を結び、8月1日、駅のホームでセレモニーを行いました。


伊豆急行は2024年度から、副駅名のネーミングライツを購入するスポンサーの募集を始め、4月に下田市の上原美術館と蓮台寺駅のネーミングライツ契約を結びました。熱川バナナワニ園の契約が2件目となり、伊豆熱川駅の副駅名は「熱川バナナワニ園」に決まりました。同日からの2年契約で、販売価格は66万円(税込み)です。

セレモニーには、伊豆急行の土方健司社長、熱川バナナワニ園・神山浩子園長、東伊豆町の岩井茂樹町長が出席しテープカットで門出を祝いました。


神山園長は「当園は昭和33年に開園しまして、間もなく(3年後に)伊豆急行も開業しました。伊豆熱川駅から最短の観光施設として、一緒に長い歴史を歩んできました。伊豆急行の開業は、初代園長で私の祖父、木村亘の念願で、きっと祖父も天国で今日の日を喜んでいると思います」とあいさつしました。


熱川バナナワニ園は、伊豆熱川駅から徒歩1分。地元の豊かな温泉の熱を利用し、バナナの栽培やワニを育てる温室に生かしています。現在ではレッサーパンダや水生ほ乳類のアマゾンマナティー、熱帯植物のスイレンやオオオニバスなど、数多くの展示物をそろえ、多くの観光客を集めています。

伊豆急行はネーミングライツのスポンサーの認知度向上と沿線地域の活性化を目指し、他の駅でもスポンサーを募集しています。

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