猛暑日はもはや当たり前。一体、どう暑さをしのげばいいのか…そこで、「ご当地ひんやりグルメ」をご紹介します。

「大根そば」「浜松餃子」「冷や汁」暑い時こそ食べたい!夏の伝統料理

良原安美キャスター:
記録的な暑さは、歴代の最高気温を更新するほどとなっています。
新たに最高気温ランキングに仲間入りしたのが栃木県・佐野市です。

歴代 最高気温ランキング ※気象庁HPより
1位 静岡・浜松 41.1℃(2020年8月17日)
1位 埼玉・熊谷 41.1℃(2018年7月23日)
3位 栃木・佐野 41.0℃(2024年7月29日)
3位 岐阜・美濃 41.0℃(2018年8月8日)
3位 岐阜・金山 41.0℃(2018年8月6日)
3位 高知・江川崎 41.0℃(2013年8月12日)

上位3つの静岡県・浜松市、埼玉県・熊谷市、栃木県・佐野市で暑いときこそ食べる郷土料理を調べてみました。

栃木県・佐野市では「大根そば」が親しまれているそうです。
大根おろしではなく、千切りの大根がのっています。元々、かさ増しのためにやっていたのですが、最近では大根のシャキシャキとした食感、さっぱりとした味が人気になっています。

静岡県・浜松市では「浜松餃子」
真ん中にもやしがのっているので、さっぱりいただけるということでした。

埼玉県・熊谷市で親しまれているのは「冷や汁」です。
元々は農家の人たちが夏の食欲がないときでも簡単に栄養補給できるということで親しまれていました。お米にかけるのが一般的ですが、熊谷市では、うどんにかけていただくそうです。

熊谷市は全国有数の小麦の産地なので、この食べ方が広がっていったということです。ただ、いつから冷や汁にうどんをかけるようになったのかは、わかっていないということです。

町の方に聞いてみると…

熊谷市観光協会 担当者(50)
「熊谷では冷や汁=うどん。小さい頃は夏になると必ず食卓にでていました」

熊谷市観光協会 担当者(43)
夏休みだと週1で食卓に。子どもの時は大人の味だと感じていたが、今食べると絶対おいしい」

という声がありました。

確かに、うどんでスルスルといけるのはいいですよね。

井上貴博キャスター:
蕎麦や素麺でも合いそうですね。

萩谷麻衣子弁護士:
親としては、夏休みにワンプレートのご飯はすごく助かります。火もほぼ使わないし。

夏に人気 伝統調味料「かんずり」って知ってる?

良原キャスター:
他にもご紹介していきます。

新潟県・上越地方の伝統調味料「かんずり」。知っていますか?

ホラン千秋キャスター:
番組で…ちょっと辛い。それぐらい(しか知らない)

萩谷弁護士:
実はさっき味見したら、もみじおろしと柚子胡椒を混ぜたような、すごく美味しい。食欲増進にすごくいいと思います。

良原キャスター:
「かんずり」は唐辛子や糀などを混ぜ、3年以上熟成させた発酵食品です。
古くは厳しい寒さで冷えた体を温めるために食べていたのですが、かんずりの製造会社によると、今では夏の需要が増えているということです。

製造会社によると「食欲が湧かない夏でも辛さによる刺激で食欲が増す汗をかくことで涼しくなる」といいます。

なぜ、汗をかくと涼しくなるのでしょうか。
管理栄養士の渥美まゆ美さんによると「唐辛子に含まれるカプサイシンを食べることで代謝が上がり、汗で体表面が冷えて体温を下げる効果がある」ということです。

確かに暑い国だと辛いものを食べますが、そういう効果があるということですね。

「かんずり」は焼き鳥やお鍋など、いろいろ応用がきくということですが、おすすめは、冷やし中華のからしの代わりに添える。酸味のあるタレとマッチして美味しいということです。

さらに、イカ刺しのわさびの代わりにつけると美味しい。ゆずがきいてるので、お醤油とよくマッチするということです。

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<プロフィール>
萩谷麻衣子さん
弁護士
結婚・遺産相続などの一般民事や、企業法務を数多く担当

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