「はだし」をキーワードに活動する男性を紹介します。
この男性は山梨県北杜市の清里を拠点に体験ツアーや森づくりに取り組んでいます。

その活動のひとつである「はだしの森歩き」を体験してきました。

清里にある金子潤さんの自宅を訪ねました。

三浦正則アナウンサー:
「こんにちは。よろしく願いします」
一般社団法人 ミチヅクリ 金子潤さん:
「いらっしゃい」
三浦正則アナウンサー:
「さっそく、お家の中でも裸足なんですね」

清里の自然と調和した金子さんの住宅。 環境に負荷の小さい、持続可能な生活スタイルを実践しています。

ここで突然ですが、私の足と金子さんの足を比べさせていただきました。

左・金子さん  右・三浦アナウンサー

一般社団法人 ミチヅクリ 金子潤さん:
「こんな感じですかね」
三浦正則アナウンサー:
「比べると全然違いますね。人間の足ってこんなに違うんですね」

そして意外なことに…
三浦正則アナウンサー:
「柔らかい。見た目とイメージ違いますね」



裸足でいると、自然と足の裏で地面を包み込むような歩き方になり、それに合わせ筋肉もだんだん柔らかくなってきたそうです。

三浦正則アナウンサー:
「柔敷性があるというか、いろんな地面にフィットしそう 」

ちなみに金子さん、常に「はだし」なわけではありません。
場面に応じて「はだし」に近い草履や五本指の靴、足袋などを使用しています。

若いころから山登りやスポーツが好きだった金子さんは、早稲田大学人間科学部で学び、在学中からプロバスケットチームのトレーナーとして働くようになります。

そんな金子さんは12年前、人生観が変わるほどの体験をしました。

一般社団法人 ミチヅクリ 金子潤さん:
「裸足ランニングクラブの練習会に参加して裸足で走り終えた後の足の変化に驚いた。それが『はだし』研究のきっかけになった」



同じ頃に起きた東日本大農災も、金子さんに影響を与えまし た。

一般社団法人 ミチヅクリ 金子潤さん:
「一瞬で世の中が変わってしまうようなことを経験して、自分の生き方を見直した方がいいと思ったタイミングで、暮らしを見直して行った時期にもなった」

金子さんは今、清里の萌木の村でウェルネスプログラムの一つとして、「はだしの森あるき」を開催しています。



森に入ったら靴を脱いで裸足になり、まずは自分の足の状態を確認しながら足に意識を集中していきます

さあ、はだしの森歩きスタートです。

三浦正則アナウンサー:
「ペースは、ゆっくり?」
一般社団法人 ミチヅクリ 金子潤さん:
「早い、ゆっくりというよりは、痛いと感じたら慎重に歩く」

少し歩くと…
一般社団法人 ミチヅクリ 金子潤さん:
「この辺から踏み心地が変わります」
三浦正則アナウンサー:
「本当だ。ここは踏み心地がいいですよ。歩きやすい。 足の裏から自然を体感するのは面白い。靴を履いていては、知ることのできない自然の一面」



三浦正則アナウンサー:
「意外と裸足で森の中を歩くのは楽しい。もっと痛いと思ったが、痛みよりもいろんな感覚や変化を楽しめるのが楽しい」

金子さんは岐阜県でも「はだし」で歩くことができる、人と森に優しいトレイルコースを準備しました。

金子さんにとって『はだし』とは?



一般社団法人 ミチヅクリ 金子潤さん:
「ものの見方をシンプルに捉えるためのきっかけ。 日常の一部でもいいので土を感じたり自分の体の動きを感じてみたりする場面をつくる」
「いつもと違うものがキャッチでき自分自身も知り、自分たちが住む環境を知ることにつながる」

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