三菱重工から大島造船所へ所有が変わった長崎市の「香焼工場」で、建造していた一番船が完成し31日出航しました。

三菱重工から2022年に引き渡された香焼工場で、大島造船所が建造した一番船「サイモナ イーグル」。全長196.8メートル、総トン数およそ3万6千トンの穀物や石炭などを運ぶ中型のばら積み貨物船です。

およそ1年かけて建造された船の出航を見送るため、工場には従業員およそ600人が集まりました。

大島造船所 山口眞代表取締役社長:
「一隻目となるこの船が無事完成したことは従業員全員の自信と誇りにつながる。さらに香焼工場を活用して多くの船を作っていきたい」

所有者が変わった香焼工場から船出した「サイモナ イーグル」は、主に海外の航路で貨物輸送を担います。香焼工場では今後、年間4隻のばら積み貨物船を建造予定だということです。

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