何者かと共謀し「キャッシュカードが不正に作られ現金が引き出された」などと嘘を言い、新潟県村上市に住む80代の女性からキャッシュカードをだまし取ったなどとして32歳の男が31日に逮捕されました。

詐欺(特殊詐欺)と窃盗(払出盗)の疑いで逮捕されたのは、住居不定・無職の男(32)です。
警察によりますと、男は何者かと共謀し、去年11月1日に共犯者が村上市に住む80代女性の自宅に、警察官や金融機関の職員を装って電話を掛けました。そして「キャッシュカードが不正に作られ現金が引き出された。キャッシュカードを回収し、後日新しいものを届ける」などと話したということです。
その後、今回逮捕された男が金融機関の職員を装って女性宅を訪れ、女性からキャッシュカード2枚をだまし取った疑いがもたれています。
男はその後、だまし取ったキャッシュカードを使って村上市や東京都新宿区にあるATMから6回にわたり、合わせて約181万円を引き出して盗んだ疑いも持たれています。
警察によりますと、男は他の県で起きた特殊詐欺事件で逮捕されているということで、男の認否について捜査に支障があるとして明らかにしていません。

警察は犯罪組織の実態解明や余罪について調べを進めています。

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