勤務実態のない公設秘書の給与を国からだまし取った疑いで、東京地検特捜部は自民党の広瀬めぐみ参議院議員の議員事務所や自宅などに家宅捜索に入りました。

記者
「特捜部の係官が広瀬議員の自宅に入っていきます」

詐欺の疑いで、東京地検特捜部の家宅捜索を受けたのは、自民党・広瀬めぐみ参議院議員の議員会館事務所や都内の自宅、それに盛岡市の事務所などです。

関係者によりますと、広瀬議員の事務所ではおととしから去年まで、公設第一秘書の妻を公設第二秘書として届け出ていましたが、勤務実態がないにもかかわらず、国からの給与、数百万円をだまし取った疑いがあるということです。

広瀬議員は午前11時半ごろ、捜索を受けている都内の自宅に戻りました。

「(Q.広瀬さん一言お願いします)また、しっかりと説明させていただきます」

広瀬議員をめぐっては、今年3月、週刊誌が公設第二秘書の給与をめぐる疑惑を報じ、これに対し、広瀬議員はホームページ上で「記事は事実無根」「公設第二秘書の勤務実態はある」などと反論していました。

特捜部はすでに事務所関係者を聴取していて、押収した資料をもとに、実態解明を進めるものとみられます。

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