石川県の馳浩知事が25日、都内で開かれた会合で「所得の低い方が1次避難所で滞留している」と発言したことについて、30日「配慮に欠ける発言だった」と釈明しました。

石川県・馳浩知事「さまざまな事情で、1次避難所にとどまらざるをえない方がおられます。その内訳を申し上げたがやはり配慮に欠ける表現だったとご指摘をいただきました。私もそう思いました」

馳知事は25日、能登半島地震の対応にあたった関係省庁の職員らを集めた会合で1次避難所について「所得の低い方が滞留している」「支えていくことが私たちの使命だ」と発言しました。

30日の記者会見で馳知事は「配慮に欠ける発言だった」とした上で「様々な事情で避難所にとどまらざるを得ない人がいる」と釈明しました。

石川県・馳浩知事「発言をした背景は、行政の責任として1人1人の事情に沿って対応する必要がある、実はその時もそのように申し上げていますので」

県内では、30日時点で48か所で1次避難所が開設されていて、あわせて654人が避難生活を余儀なくされています。

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