大分県宇佐市の住宅で6月、市が貸し出している防災行政無線の受信機から発火するトラブルが発生していたことがわかりました。

宇佐市によりますと6月29日、市内の住宅で、居間の天井付近に設置している防災行政無線の受信機から発火しました。

宇佐市提供

異常な音に気づいた住民が部屋を確認すると、受信機から黄色い炎が吹きあがっていたため、水を濡らした雑巾で消火しました。壁紙の一部が焼けましたが、けがはありませんでした。

宇佐市提供

防災行政無線の受信機は、市が希望者に無償で貸し出しているものです。メーカーによる調査の結果、乾電池の液漏れが電源部に到達したことが発火の原因とみられています。

今回のトラブルについて市は、特殊なケースで受信機自体に問題はないとして、現在貸し出している7300台について回収はせず、利用者に定期的な電池交換を呼びかけています。

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