兵庫県の斎藤元彦知事(46)の疑惑を調査する百条委員会の理事会が7月30日午後に開かれ、県の人事課が百条委員会から出頭を要請された職員が職務上の秘密を含む内容を証言する場合や、勤務時間中にアンケートに回答する場合は『所属部署の上司に対して事前に申請し承認が必要』としていた点について、申請し承認の手続きを不要にすることが決まりました。

 兵庫県の斎藤元彦知事をめぐっては、今年3月、県の元幹部(60)がパワハラ疑惑などを告発する文書を配布。知事は当初疑惑を否定していましたが、文書の内容に一部事実があったことが判明し、百条委員会が設置され、8月下旬から職員への証人尋問も予定されています。

 県の人事課は、百条委員会から出頭を要請された職員が職務上の秘密を含む内容を証言する場合や、勤務時間中にアンケートに回答する場合は『所属部署の上司に対して事前に申請し承認が必要』としていました。

 県議などからは「これが実質的な口止めになっている」と批判の声が上がっていて、30日午後の理事会で職員のプライバシーをどう保護するのかなどが話し合われていました。

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