暑い夏に食べたくなるの、といえば冷たいかき氷ではないでしょうか?
今回は、かき氷の新定番です。韓国発祥のかき氷や、日本料理店が提供する特製かき氷などを紹介します。
韓国発祥のかき氷「ピンス」を提供しているのが、盛岡市大通の「favoriteCafe」です。
こちらがその「ピンス」です。専用の製造機のマイナス40度ほどに冷えた、回転するローラーにジュースをくぐらせると、繊維状の氷ができ上ります。
しゃりしゃりとした食感の日本のかき氷と違って、滑らかな食感が特徴です。
(大崎記者)
「柔らかくてムースのような食感で、今までのかき氷とは全く違う」
ピンスはこの店の看板商品。
マネジャーの神田真一さんには、イチゴ味のソースに強いこだわりが。
(神田真一さん)
「角館から取り寄せているのでその生のソースをかけてもらう。下味も付いているけれどより濃く甘く食べていただこうとソースを付けている。酸味と甘みのバランスが一番良くて」「自分なりにこだわったものを出している」
使用されている秋田県仙北市角館町で生産されるイチゴ「なつあかり」は、栽培の難しさから希少な品種で、濃厚な甘さが特徴です。
その貴重なイチゴから作られるソースは、薄めの味付けにしているピンスにかけることで、風味が増すといいます。
他にも、大阪で仕入れた抹茶を使った味は神田さんこだわりの商品です。
原材料価格の高騰でこの夏値上げに踏み切ったため、値段は1000円から1100円とかき氷にしてはちょっとお高めですが、写真映えする見た目から若者を中心に幅広い年齢層に人気があるといいます。
(神田真一さん)
「天気のいい日だと自然と店に足が向いてくるかな。気温が30度を超えるとかき氷、それ以下はアイスクリームですよとなっている。本当に願っています。30度を毎日超えたらいいなって」
かき氷を自分たちで作ってみたいという人にお勧めなのが…
盛岡市羽場の盛岡市中央卸売市場に隣接する盛岡中央市場冷蔵です。
街の氷屋さんが減った今、地域の夏祭りや子ども会の行事のために、まとまった量を買い求める人が増えているといいます。
(盛岡中央市場冷蔵 飯森正工場長)
「手ごろな価格で、皆さんに使いやすく買い求めていただければとの考え方で販売しています」
氷屋さんの氷で自宅でかき氷というのも新定番になるかもしれません。
続いてかき氷の新定番を求めて訪れたのは盛岡市のホテルです。
ホテルとかき氷。少し不釣り合いのような気もしますが…
(大崎記者)
「ホテル1階のこちらのレストランでは、期間限定で特製かき氷を提供しています」
ホテルメトロポリタン盛岡ニューウイングの「日本料理対い鶴」。
和食を提供するこの店のかき氷は、6月から9月までの季節限定メニューです。
なかでも、7月16日から8月31日までのさらに期間限定で楽しめるのが「はちみつ檸檬ヨーグルト」です。
考案したホテルの調理部の佐藤昌幸さんにレシピのこだわりを聞きました。
(対い鶴 調理部 佐藤昌幸さん)
「氷に関しては龍泉洞の水を使っていて、冷凍庫でゆっくり4、5日かけて固めたものを使用している」
岩泉町の龍泉洞の水を、時間をかけて凍らせると削った後柔らかくてふわふわの氷になるのだとか。
そしてトッピングに使うのは岩泉ヨーグルトです。
どちらも岩泉町産、その訳は。
(対い鶴 佐藤昌幸さん)
「実は私、岩泉出身でして地元のものを使えればいいかな」
さらに、盛岡市の藤原養蜂場のはちみつでレモンを皮ごと1週間漬けこんだはちみつレモンをトッピングし、レモンシロップをかければ、ほろ苦くも甘い大人向けの一品のでき上りです。
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