28日、境港市沖の防波堤に遊漁船が衝突し11人がけがをした事故について、29日国土交通省の事故調査官が現地入りし調査を始めました。


28日午前6時過ぎ、境港市沖で釣り客を乗せて大山町沖から港に帰る途中の遊漁船が防波堤に衝突しました。

船は自力で港に帰ったものの、乗っていた乗客10人と船長あわせて11人が病院に搬送され、2人が頭の骨を折るなどして入院しました。

事故当時の天候は晴れで、風も穏やかでしたが、この事故に加えて28日は、松江市美保関町沖でも遊漁船が暗礁に乗り上げ、5人がけがをする事故があったことから、きょう国交省・運輸安全委員会の事故調査官2人が派遣され、境海上保安部から事故について聞き取りを行いました。

国土交通省 運輸安全委員会事務局 佐々木信也 船舶事故調査官
「関係者の口述や船体の検査などを含めて何が原因になっているかをこれから調査していきたいと考えている。」

今後、遊漁船を運航していた船長などからも聞き取りを行い、事故当時の状況や原因について調査を進める方針です。

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