甲子園出場をかけた高校野球夏の鹿児島県大会。27日に決勝が行われ、神村学園が樟南を破り大会連覇。63チームの頂点に立ちました。

決勝は、強力打線で勝ち上がってきた連覇を狙う神村学園と、ここまでノーエラー堅守で3年ぶりの優勝を目指す樟南が対戦。

試合は2回表。神村はこの回先頭・岩下がヒットで出塁。盗塁を決め得点圏へと進むと、続く上川床がライトへのタイムリーを放ち、神村が先制します。さらに、1番・増田。去年、夏の甲子園を経験した3人の活躍で2点を奪います。

追いかける樟南は、毎回のようにランナーを出しますが、神村先発・今村の緩急を生かしたピッチングを前に得点を奪えません。

すると、神村4点リードで迎えた7回表。1アウト満塁の絶好の場面で、今大会打率4割越えと好調のキャッチャー・木下がタイムリー3ベース。女房役の一振りでリードを広げます。

8点リードの最終回もマウンドに上がった今村。しかし、樟南も粘りを見せます。フォアボールやヒットでノーアウト満塁。

(神村学園 今村拓未投手)「完封の意識はなかったが、最後まで絶対にマウンドは譲らない気持ちだった」

エース今村は、ここから連続三振で2アウト。そして…8対0で勝利した神村学園が大会連覇。7回目の頂点に立ちました。

(神村学園 川下晃汰主将)「周りから優勝するという目で見られたが、プレッシャーに勝てたことが自信になる。やるべきことを徹底し、目の前の試合を一戦一戦たたかいたい」

夏の甲子園は来月7日に開幕します。

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