パリオリンピックに負けないくらい熱戦となったサッカーです。明治安田J3のカターレ富山は、27日、ホームで長野と対戦。カターレが勝って、今シーズン初の3連勝を飾りました。

橋本星奈アナウンサー「今シーズンホーム負けなしのカターレ、きょうも絶対に負けられない長野戦です。スタジアムには多くのサポーターが駆けつけています」

サポーター
「隣県には絶対負けない。完封(で勝つ)」
「大差で勝ってほしいです」
「無失点続いてますので、きょうも無失点で。勝ち点3で(Kポーズ)。頑張れカターレ!」

先月のアウェー長野戦では2点差をひっくり返す劇的な大逆転で勝利したカターレ。今回も勝利なるか。

この試合も富山グラウジーズとコラボした情熱的な赤のサマーユニフォームで臨みます。

試合は立ち上がりから激しい攻防。開始3分で安光…その4分後にはキャプテン・吉平。リベンジに燃える長野も反撃。

キーパー田川知樹のパンチでなんとかしのぎます。前半13分、このプレーでカターレがPKを獲得。キッカーは、PKに絶対的な自信を持つ吉平。

頼れるキャプテン・翼が確実に決め、先制。末木選手の第一子誕生をゆりかごダンスで祝いました。

なおも勢いそのままに攻め続けるカターレ。しかし追加点とはならず、1点リードで試合を折り返します。

後半、選手を入れ替えた長野に主導権を握られます。しかしここまで5試合連続無失点のカターレ。その立役者・田川が躍動します。驚異の瞬発力で防ぎます。

さらに後半19分には、長野にPKを献上するもー。
コースを読んだスーパーセーブ!まさに守護神・田川がチームのピンチを救いました。

そして後半アディショナルタイム。カターレがまたもやPKを獲得。キッカーを託されたのは、滑川市出身の松岡大智。

去年引退した同じ富山出身の高橋駿太から背番号とともに、昇格への思いを引き継いだものの、今シーズンいまだ得点なしと苦しんできました。

選手、サポーターそして松岡自身待望のゴールでリードを広げます。

そしてカターレはおととし以来、今シーズン初の3連勝。ホーム負けなし記録を11試合に更新しました。

田川知樹選手「(PK防いだシーン)流れ的にも自信はあったので、そのままの勢いでいけました。興奮しすぎてちょっと覚えてないですね。満足することなく、目の前の1試合を守り抜きたい」

松岡大智選手「(布施谷選手に)譲ってもらったPKですし、チームが勝たないといけない状況だったので、緊張しました。今まで点だけとれてなかったことが苦しかったんで、涙出ちゃいましたけど、本当にチームメイトと布施谷選手に感謝したいです。この1点を無駄にしないように自分を信じて自分の武器を試合で出せるように頑張っていきたい」

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