ますます熱を帯び始めたパリオリンピック™。27日・28日に行われた試合も含めて、熊本県関係選手の勇姿を一気に紹介!

【バレーボール女子】日本(世界7位)-ポーランド(世界4位)

バレーボール女子。ネーションズリーグで日本を銀メダルへ導いた熊本信愛女学院高校出身キャプテンの古賀紗理那(こが さりな)がオリンピックの初戦でも大暴れ。

今大会限りでの現役引退を表明している大黒柱が攻撃を引っ張り、第1セットを取ります。(第1セット 日本25-20ポーランド)

しかし、その後、主導権はポーランドへ。

チーム最多の26得点をあげた古賀の奮闘も及ばず、日本は黒星スタートです。

【試合終了:日本1-3ポーランド】

しかし、古賀は、自身の集大成としてチームを引っ張り続けます。

古賀紗理那 主将「きょうの敗戦の中にも良かったところがあったと思いますし、切り替えて次の3日後の試合に臨みたいと思います」

【バレーボール男子】日本(世界2位)-ドイツ(世界11位)

同じくネーションズリーグ銀メダルの男子は初戦でドイツと対戦。熊本県の鎮西高校出身の宮浦健人(みやうら けんと)はベンチに控えます。

高校時代の恩師・畑野久雄(はたの ひさお)さんは、教え子では初めて6人制バレーボールでオリンピックの舞台に立つ宮浦のプレーを楽しみにしていました。

鎮西高校バレーボール部 畑野久雄監督「彼自身が安定していますからね。彼が出てミスをしたら(日本は)勝てないなと、しっかり熊本から応援したいと思います」

宮浦は、第4セットにコートに入ると…強烈なバックアタック!!(第4セット 日本24-24ドイツ)

さらに代名詞の“サービスエース”も。宮浦が持ち味を発揮したものの、日本は逆転負けを喫しました。

【試合終了】日本2-3ドイツ

【サッカー男子】日本-マリ

熊本県山鹿市出身の荒木遼太郎(あらき りょうたろう)が今大会初スタメンを飾った、サッカー男子の1次リーグ第2戦。地元・山鹿市では、父・芳幸(よしゆき)さんをはじめ約250人が早朝から声援を送りました。

荒木は序盤からFWへの配給などからチャンスメークし、ゲームを組み立てます。

前半22分にはクロスボールを供給しますが、ゴールキーパーに阻まれます。

荒木が退いた後の後半37分に日本は得点し、1次リーグ2連勝で決勝トーナメント進出を決めました。

【試合終了】(決勝トーナメント進出)日本1-0マリ

荒木選手の父 芳幸さん「遼太郎らしくゴールよりも勝利に結びつくようなアシストとかで頑張ってほしいです」

【バドミントン女子シングルス】山口茜(世界6位)ーT.テッテ ター(ミャンマー 世界43位)

山口茜選手(2024年 練習風景)

バドミントン女子シングルス3大会連続出場の再春館製薬所の山口茜(やまぐち あかね)が初戦を迎えました。

第1ゲームで、相手にまさかの6連続ポイントを許しますが、ここから本領発揮。

直前までどこに打つのか分からない通称「魔法のショット」で翻弄し、今度は山口が10連続ポイントとお返し!

第1ゲームを奪うと…第2ゲームも圧倒。試合時間わずか30分という圧巻の試合運びで、3回目のオリンピックを滑り出しました。

【試合終了】山口茜2-0T.テッテ ター

【バドミントン女子ダブルス】シダマツ(世界4位)ーマパサ/ユ(オーストラリア 世界27位)

左:松山奈未選手 右:志田千陽選手(2023年 練習風景)

一方、初出場の女子ダブルス志田千陽(しだ ちはる)・松山奈未(まつやま なみ)の“シダマツ”ペアは、オーストラリアのペアにストレート勝ちし、記念すべき「オリンピック初勝利」です。

シダマツ(世界4位)ークラスト タニシャ/ポンナッパ アシュウィ二(インド 世界19位)

そして日本時間のきょう(7月29日)午後4時過ぎに始まった予選ラウンド第2戦。

”シダマツ”は、いきなり7連続得点を奪うなど次々と得点し第1ゲームを取ると、第2ゲームでは松山が力強いスマッシュ。さらに今度は志田もスマッシュ!

第2ゲームも圧倒しストレート勝ち。開幕から2連勝を飾っています。

志田千陽選手(27)「出だしから自分たちのスピードを出せるようにしっかり準備しましたが、それが相手にハマったので良かったと思います」

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