インド・ニューデリーで開かれているユネスコの世界遺産委員会で27日、日本政府が推薦した新潟県の「佐渡島の金山」の世界遺産登録が決まりました。
盛山正仁文部科学大臣は談話を発表し、「世界中の多くの人々が現地を訪れ、その魅力に触れることができるよう、価値の発信や受入れ環境の整備等が進められることを期待している」などとしています。

盛山大臣の談話は以下の通りです。

「現在、インド・ニューデリーで開催中の第 46 回世界遺産委員会において、我が国が推薦していた「佐渡島の金山」について、世界遺産一覧表へ「記載」することが決議されたことを大変嬉しく思います。

「佐渡島の金山」は、世界の他の地域において採鉱等の機械化が進んだ時代に、高度な手工業による採鉱と製錬技術を継続したアジアにおける他に類を見ない鉱山の遺跡です。

今回、「佐渡島の金山」が、我が国 21 件目の世界文化遺産として、世界遺産一覧表に記載されたことに心からの祝意を表するとともに、新潟県・佐渡市をはじめとする地元関係者の皆様の長年にわたる御尽力に敬意を表します。

世界遺産一覧表への記載はゴールではなくスタートです。今後、地元自治体・関係者において、「佐渡島の金山」の保護に引き続き万全を期すとともに、世界中の多くの人々が現地を訪れ、その魅力に触れることができるよう、価値の発信や受入れ環境の整備等が進められることを期待しています。
文部科学省としても、引き続き、関係省庁と連携しながら、地元自治体・関係者による取組に協力してまいります」

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