インド・ニューデリーで開かれている世界遺産委員会で、新潟県の「佐渡島の金山」の世界遺産登録が決まりました。
岸田文雄総理は「しっかりと守り、将来に引き継いでいけるよう、地元の取り組みを支援していきたい」などとメッセージを発表しました。

岸田総理のメッセージは以下の通りです。

「佐渡島の金山」が、我が国26件目の世界遺産として登録されたことを心から嬉しく思います。

世界の他の地域で機械化が進む16世紀末から19世紀半ばにかけて、伝統的手工業による生産技術を極限まで高め、17世紀前半には、世界の金の約1割を佐渡島で生産していたとも言われています。このように、機械工業に比肩する大量かつ高品質な金生産を実現した「佐渡島の金山」は、世界的にも比類ない稀有な文化遺産です。

世界遺産の候補地となって以来、14 年もの間、多くの皆さんが待ち望んでいた喜ばしい知らせだと思います。新潟県、佐渡市をはじめ、これまで尽力してこられた多くの地元関係者の方々に、心からのお祝いを申し上げます。

日本の宝から世界の宝となった「佐渡島の金山」を、これからもしっかりと守り、将来に引き継いでいけるよう、地元関係者の皆さんの取組を支援していきたいと思います。

是非多くの人に、この魅力溢れる文化遺産を訪れていただきたいと思います。国内はもちろん、世界中の様々な人々が現地を訪れ、「佐渡島の金山」の価値に触れられることを期待しています。

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