「職場の女性を妊娠させてしまった」と義理の弟を語る男からの嘘の電話を信じ、70代の女性が100万円をだまし取られていたことが26日までにわかりました。

富山南警察署によりますと、25日午前11時40分ごろ、富山市に住む70代の女性の自宅の電話に、義理の弟を語る男から電話がかかってきました。

男の話は「職場の女性を妊娠させてしまった。相手の女性の夫から300万円要求されている」などというものでした。

その後、弟を語る男からの電話が入り「お金を持ってきてほしい。弁護士の甥が取りに行く」などと指示がありました。

70代女性は指定された駅近くの路上で、“弁護士の甥”を名乗る男に現金100万円を手渡したということです。

その後、70代女性から義理の弟に電話をかけて確認し、特殊詐欺の被害にあったことがわかり、警察に届け出ました。

警察は、親族等をかたって電話をかけ、トラブルを装い現金を用意させるのは詐欺の手口としています。

電話でお金の話が出たら、一人で悩まず、一旦電話を切り、家族や警察に相談してほしいと、呼びかけています。

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