再稼働を目指す福井県の敦賀原発2号機について、原子力規制委員会はきょう午後、審査会合を開きます。「原子炉の真下は活断層ではない」という事業者側の主張が認められない公算が高く、初めて再稼働が認められない可能性があります。

原発の新しい規制基準では、活断層の上に原発を設置することを認めていませんが、敦賀原発2号機の原子炉の真下には断層が確認されています。

敦賀原発2号機の再稼働をめぐっては、活断層の可能性がある原子炉から300メートルほど離れた別の断層と、原子炉の真下の断層がつながっているかが焦点となっています。

事業者の日本原子力発電は、「原子炉の真下の断層は活断層ではない」と主張していますが、原子力規制委員会の審査チームはきょう午後、日本原電の主張を認めない判断を下すものとみられています。

こうした判断となった場合、規制委員会が初めて再稼働を「不許可」とする公算が高まります。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。