この春に採用された新人警察官は警察官に必要な知識や体力を身につけるため、日々、岩手県警察学校で訓練に励んでいます。警察学校の1日を記者自らが体験取材しました。佐藤記者の報告です。

(佐藤記者優空リポート)
「県警察学校に体験入校しますIBC記者の佐藤優空です。きょう1日頑張ります!」

23日行われた岩手県警察学校への1日体験入校。
早速、制服に袖を通して吉野幸雄校長に体験入校の申告をします。
共に学ぶのは2024年4月に警察官に採用された県警察学校初任科長期課程の生徒44人です。

はじめに行われた「地域警察」の授業では事件や事故・災害現場での初動や的確な報告の仕方などを学びました。

午前の授業を終えると、みんなで昼食です。


楽しみながらの昼食と思いきや、準備や食事、片付けまで20分で済ませなければならず、食事の時間も訓練の一環となっています。
昼食のあとはグラウンドで行進訓練です。


腕の角度や振り方、歩幅を保ちながら息を合わせて歩きます。
コツを教えてもらいながら生徒の皆さんの素早い動きにあわせます。

その後は重さ6キロの盾を使って、あらゆる状況を想定して盾を構える警備訓練です。

(佐藤記者リポート)
「重いです、腕がきついです」

そして盾を持ったまま走る訓練へと続きます。


疲労で腕も足も重く感じていますが、これで終わりではありません。
最後の授業は犯人を取り押さえる逮捕術の訓練で、素手や警棒を使って迅速に相手を制圧させるかが重要です。


こうした厳しい訓練に励む生徒たちは…

(橋本空良巡査)
「どんな方々にも優しく、明るく接することができるように、この岩手県を守れる警察官になりたいです」
(佐々木温也巡査)


「市民の方々の協力があって、我々警察組織は成り立っていると感じますので、事件や犯罪などに即時に対応できる警察官になりたいと考えております」

理想の警察官を語ってくれた生徒たちは2025年1月までの課程を終えたあと、岩手県内各地の警察署へ配属されます。

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