去年10月から今年6月にかけて、宮城県塩釜市に住む50代の男性がSNSで知り合った人物から投資を勧められ、現金およそ1000万円をだまし取られました。

警察によりますと、去年10月17日、塩釜市に住む会社員の50代男性の携帯電話にLINEスタンプとQRコードが送られ、日本と台湾のハーフで「まなみ」と名乗る人物のアカウントを追加させられました。
その後、「まなみ」と会話を重ねると好意を寄せられ、「2人の将来のために投資で資金を得よう」などと勧められました。男性は「まなみ」の指示通り「SoonTrade5」というアプリをインストールしました。
さらに「2人の将来のための資金が必要利益を得るためには多くの元金が必要」などと言われ話を信じた男性。
「まなみ」に紹介されたカスタマーサポートを装った人物とLINEでやりとりし、投資資金として12月頃から先月まで8回にわたりインターネットバンキングで指定された口座におよそ900万円を送金しました。
アプリで利益が増えていくのを確認できていた男性ですが、画面が固まるようになり、出金したいと相談したところ、さらに出金手数料としておよそ110万円を求められたといいます。
およそ1000万円を送金したところで、2人と連絡が取れなくなり詐欺の被害に気づきました。
警察は男性の行為を利用したロマンス詐欺事件として捜査しています。

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