大雨の影響で、大分県日田市で橋が傾いたことを受け、県が緊急点検を開始。硬い地盤の上に橋脚を立てる「直接基礎」の安全性を調査しています。

日田市友田の国道386号の三郎丸橋では7月2日に橋脚が傾き、通行止めの状態が続いています。

この橋は川底の硬い地盤に橋脚を固定する「直接基礎」を採用していましたが、大雨の影響で基礎周辺の岩盤が崩れたとみられています。

(田辺記者)「新長瀬橋は硬い地盤の上に橋脚を立てる「直接基礎」の工法がとられています。今回の緊急点検ではこの直接基礎が大きなポイントとなります」

三郎丸橋の被災を受けて、県は河川内に橋脚がある、571か所の橋で緊急点検を行っています。24日は豊後大野市緒方町の新長瀬橋で、県の職員が橋脚周辺の川底を目視で確認。県は今回の点検で特に直接基礎の橋がかかる304か所の安全性を調べる方針です。

(県道路保全課・重石晴康参事)「日田市で起きたような災害が再度起きないような確認をして、県民のための安心安全の確保をしていきたい」

県は8月下旬までに緊急点検を完了させ、必要に応じて対策を講じる方針です。

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