2024年の元日に発生した能登半島地震で被災するも全線で運行を再開し、「語り部列車」の開始を予定している「のと鉄道」。その社員が23日「震災学習列車」を運行する三陸鉄道からノウハウを学びました。

23日は「のと鉄道」から4人の社員が三陸鉄道の宮古駅を訪れ、列車に乗り込み、釜石市の鵜住居駅まで移動する間に意見交換を行いました。
この中で「のと鉄道」の社員は、「どれくらいで自分の経験を話せるようになったか」や「利用者からどのような質問が多いか」などを熱心に聞いていました。


石川県の七尾市と穴水町を結ぶ「のと鉄道」は、2024年の元日に発生した能登半島地震で被災しましたが、4月に全線開通し、7月20日には地震前のダイヤでの運行に戻っています。

「のと鉄道」は、2024年9月に地震の「語り部列車」の運行開始を予定していて、鵜住居駅から宮古駅に戻る列車の中では、実際に三陸鉄道のガイドの様子が披露されました。

(三陸鉄道 千代川らん 震災学習列車ガイド)
「自分の言葉で自分の気持ちや地震に対する思いを含めて言葉で伝えるということが一番お客様に伝わる」
(のと鉄道 宮下左文 主任列車客室乗務員)
「あの時間、いろんな場所で震災に遭われた方々のお話をくまなく拾いだして、それをまた皆様方にお伝えしていく使命があるのではないか、ということを改めて自覚させていただいた」


三陸鉄道は今後も、「のと鉄道」への支援を続けていくことにしています。

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