夏の甲子園出場をかけた青森県大会の決勝で、青森山田と弘前学院聖愛が激突しました。青森山田が逆転満塁ホームランで7年ぶりに球児の夢の舞台への切符をつかみました。

春の県大会決勝と同一カードとなった甲子園切符をかけた舞台。先に試合を動かしたのは地元開催の聖愛でした。

初回2アウト三塁一塁で5番・加藤がレフトへのタイムリーヒットで先制します。

2回にも追加点を上げ、リードを2点に広げます。

青森山田の強力打線が目覚めたのは6回でした。

2アウト満塁のチャンスで1番・佐藤洸史郎はフライを打ち上げてしまいますが、聖愛が取ることができません。その後の仕切り直して迎えた打席でした…!

佐藤の打球はレフトスタンドに突き刺さる満塁ホームラン!1発で試合をひっくり返します!

2回から登板したエース・関は気迫のこもった投球を続け、試合はそのまま最終回へ―。

聖愛はここまで手玉に取られてきた関から、2アウトながら三塁、一塁のチャンスを作ると、4番・原田!レフト線へのタイムリーツーベースで望みをつなぎます!

決勝にふさわしい攻防。続くチャンスで、この日先制タイムリーの5番・加藤。青森山田・関の投じた142球目でした!空振り三振!

青森山田が聖愛を4対3で退け、7年ぶり12回目の甲子園出場を決めました!

逆転満塁ホームランを打った青森山田 佐藤洸史郎選手(2年)
「(打ったのは)真ん中低めの真っ直ぐ。序盤からチャンスがあった中で、1点が取れなかったので『自分が決めなきゃ!』と思って打席に立ちました。風も逆風で、レフトフライかと思ったけど、良く伸びて入ってくれて良かった。狙っては、いなかったけれどもホームランを打てて良かった。とても嬉しかった!甲子園でも活躍できるように頑張ります」

エースとしての重圧にも打ち勝ち、勝利後には「うれし涙」を見せた関投手は―。

青森山田 関浩一郎投手(3年)
Q.今日の決勝、150キロを超えるボールもありました(MAX152キロを計測)。甲子園でも注目のピッチャーになると思いますが、どんなピッチングを見せますか?

「周りの期待する以上のピッチングは見せたいと思いますし、甲子園までの期間、しっかり準備して戦っていきたい」

青森山田 橋場公祐主将(3年)
「激戦の青森を制すということは、甲子園で勝ち上がらないといけないと思いますし、自分たちが甲子園に行くからにも光星さんだったり工大一さんだったりもちろん聖愛さんとそうですし、そういう方々の想いも全部含めて甲子園で見せていきたいなと思います」

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