東海道新幹線は保守用車両同士が衝突し脱線した影響で、きょうの始発から運転見合わせが続き、復旧作業は午後9時頃まで続く見通しです。
午後6時ごろ、JR東海は、大幅にダイヤが乱れたことにより一部列車を除いて、終日運転をとりやめる計画を発表しました。
また、きょう中に運転が再開できる場合は、臨時列車を運転することを検討しているということですが、JR東海は「きょう中の運転再開は難しい」との見通しを示しています。
きょう午前3時半すぎ、愛知県蒲郡市の東海道新幹線豊橋駅と三河安城駅の間の上り線で、線路に敷くための石を積んだ保守用の車両が、同じ線路上で止まっていた別の保守用の車両に追突。
2つの車両はともに脱線し、自力で走行できなくなりました。
車両の近くで撮影された写真では、車輪が線路から大きく外れていました。
また、追突した車両の運転士と作業員の合わせて2人が軽いけがをしています。
事故から12時間後…脱線車両が動き出す
(記者)
「多くの作業員が集まり、脱線した車両の復旧作業が行われています」
追突から10時間がたった午後1時半過ぎ。太陽が照りつけるなか、復旧作業が続きますが車両の位置は変わらず、復旧作業は難航します。
(記者)
「発生から12時間が経過しました。ようやく今、脱線車両が動きました」
午後3時半すぎには追突された方の保守車両が牽引されて、ようやく衝突現場から撤去されましたが、東海道新幹線の上下線・名古屋駅~浜松駅間での運転見合わせは続いています。
JR東海「きょう中の運転再開は厳しい」
JR東海によりますと復旧作業は、午後9時頃までは続く見込みです。
JR東海は、大幅にダイヤが乱れたことにより一部列車を除いて、東京駅~名古屋駅間の列車は一部の「こだま号」を除き、名古屋駅~新大阪駅間の列車は一部の「ひかり号」「こだま号」、および「のぞみ270号 名古屋行き」と「のぞみ272号 名古屋行き」の「のぞみ号」を除き、終日運転を取り止める計画を発表しました。
また、きょう中に運転が再開できる場合は、臨時列車を運転することを検討しているということですが、JR東海は「きょう中の運転再開は厳しい」との見通しを示しています。
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