長野県内では北アルプスの槍ヶ岳で人が倒れているのが確認されるなど、この週末、山岳遭難が相次ぎました。
県警では高齢者が下山中に転倒する事故が目立つとして注意を呼び掛けています。


本格的な夏山シーズンが到来。

登山者の増加とともに増えているのが山岳遭難です。

20日、21日の土日も県内各地で発生しました。

県警のまとめによりますと、2日間で発生した山岳遭難は8件。

北アルプス槍ヶ岳では、21日午前6時過ぎ、「倒れている人がいる」などと登山者から警察に通報があり、県警のヘリが確認。

天候の回復を待って23日以降救助する予定です。

一方、北アルプス白馬鑓温泉(はくばやりおんせん)付近では21日午後5時ごろ、埼玉県の67歳の男性が、下山中に滑落し左足の骨を折る大けがをしました。

県警によりますとここ数日、高齢者が遭難する割合が高く、疲労に伴って下山中に転倒するケースが目立つということです。

県警では、これから山の気温も高くなることなどから、熱中症にも注意し、体力に見合った登山を計画するよう注意を呼び掛けています。

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