訃報です。

がんに侵されながらもグラウンドに立ち続けた静岡高校野球界指折りの名監督、船川誠さんが7月20日、亡くなりました。74歳でした。

「もっと、覇気ある声が出ねーの。動けどんどん」

孫ほど年の離れた高校球児相手に、叱咤激励の指導を貫いた船川さん。浜松商業の部長時代、センバツ優勝を経験した船川さんは、静岡高校の監督として母校を2度甲子園へと導き、くふうハヤテの赤堀元之監督をはじめ、多くのプロ野球選手を育てました。

船川さんは約20年前にすい臓がんを患い、4回の手術を経験。2016年、城南静岡の監督に就任した後には、多発性骨髄腫に侵され、食事前はインシュリン注射を打つのが日課でした。船川さんは2023年の春ごろから体調を崩し、入退院を繰り返していましたが、6月までグラウンドに立ち、指導を続けていました。

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