東日本大震災の発生により24年ぶりの復活となった仙台市の愛宕神社のみこしが20日、神社周辺を練り歩き、地域住民の無病息災を祈願しました。

24年ぶりに復活したのは、仙台市太白区向山にある愛宕神社の「神輿渡御」です。
20日午後、白丁姿の地域住民と氏子らおよそ60人が重さ500キロのみこしを担ぎ神社周辺を練り歩きました。
この神輿渡御は、戦災からの復興を願い戦後始まったもので、守り本尊にちなみ十二支の辰年と巳年に行われてきました。
しかし、東日本大震災の発生により2012年と2013年は見送られたため、20日は2001年以来24年ぶりの実施となりました。

24年ぶりに担ぎ手として参加・遠藤義安さん(64)
「24年前のことは半分くらい記憶がなく薄れているが、今回改めて担いで心にずしっときている」

参加者は気温30度を超える炎天下で、大粒の汗を流しながら神輿を担いでいました。
愛宕神社の神輿渡御は巳年の2025年も行われます。

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