90年代に大ブームとなったミニ四駆。これまでも何度かのブームがありましたが、今また、その頃の子どもが親となり、親子で楽しむミニ四駆ブームが到来しています。
今回、鳥取市で開かれた親子で楽しむミニ四駆作りのイベントを企画したのは、本物の自動車ディーラーです。その目的は?

ホンダカーズ山陰中央鳥取安長店が開いたイベントには、定員いっぱいの約40人の親子連れなどが参加しました。

ミニ四駆のキットの箱を開けると中には50点近い小さなパーツ。
参加者はニッパーで部品を切り分け、組み立てを始めます。


このディーラーに勤める本物の車の整備士やミニ四駆の愛好家らが組み立てをサポートしました。

動力はエンジンではなく、電池で動くモーターですが、車輪やシャーシ、ボディなどの構造はミニ四駆も本物の車と変わりません。

つまりミニ四駆を作ると、どうしたら車が安定して走れるかを学ぶことにもなります。

車やものづくりに興味を持ってもらいたい。
自動車ディーラーがこうしたイベントを開いたのは、業界の人出不足も背景にあります。


ホンダカーズ山陰中央 鳥取安長店 大久保慎一 営業主任
「若い子どもたちに少しでも自動車に興味を持っていただき、将来私たちの仕事に携わって頂けたらうれしいかなと思っています」

車を動かす力となるモーターを取り付けるとシャーシは出来上がり、シールでカッコよくしたボディと組み合わせると約1時間でミニ四駆の完成です。

会場にはコースが設けられていて、子どもたちは自分で作ったミニ四駆を早速走らせていました。


手を離すと、目にも留まらぬスピードで走り出すミニ四駆。
コースにはカーブや坂道も設けられていて、子どもたちは首を左右に振りながら自分の車を追っていました。

参加した子どもは
「すごくおもしろかったです。速くて、びっくりしました」

参加した子どもは
「作るのはちょっと難しかったです。タイヤをはめるところが難しかったです」

自分で作った車が猛スピードで走るのは子どもたちにとっては大きな喜び、目を輝かせて走るミニ四駆を見つめていました。

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