納戸徳重さんが1924年のパリ五輪に出場した際に撮影されたものとして展示されている写真=5月、福岡県久留米市

 7月26日に五輪が開幕するパリは、100年前の五輪の舞台でもあった。1924年大会に陸上日本代表で出場し、後に九州一周駅伝(2013年終了)の創設に尽力した納戸徳重さんの記念品が出身地福岡県久留米市の体育館で展示されている。寄贈した孫の吉徳さんは「久留米から100年前の五輪出場選手が出たことを知ってほしい」と話している。  東京高等師範学校(現筑波大)の学生だった納戸さんは400、800メートルと十種競技に参戦した。同じ大会には、12年ストックホルム大会で日本初の五輪マラソン選手となった金栗四三さんも出場。2人が関わり、52年に創設された九州一周駅伝は「駅伝王国九州」の礎となった。


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