北海道の大雪山系からオホーツク海に流れる常呂川の上流で19日、1羽のオオハクチョウの成鳥がいるのが見つかった。けがをしたり、体調に問題があったりして長距離飛行できず、ロシアに渡った群れからはぐれた個体とみられる。  一般的にオオハクチョウは10月上旬に日本に飛来し、翌年4月には繁殖地のロシア極東部に向かう。見つかったオオハクチョウは置戸町の浅瀬に立ちすくみ、左側の羽を気にしているような様子も見られた。人が近づくと、下流に進み、飛ぼうとしなかった。  宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団の嶋田哲郎研究室長は「体調面の問題で居残る個体は珍しいことではない。そのまま居着くことになる」と話している。


鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。