寝苦しい夜をなんとかしたい・・・そんな季節がやってきた。

エアコンをどう使うのがいいのだろうか。エアコンをつけっぱなしにする?でもずっとつけていると体調を崩さないか心配・・・。

夜のエアコンの使い方に悩む人は意外に多いように思う。

提供:ダイキン

夏の夜、寝苦しいのをがまんして寝るのはおすすめしない。

みなさんは「熱中症」が昼間だけのものと思ってはいないだろうか。

消防庁の公式SNSでは、熱中症についてこう記している。「この時期、夜でも室温が下がりにくいうえ、汗で体内の水分が多量に失われることから注意が必要」

さらに「寝る前にコップ1杯の水を飲むのを習慣に、エアコンや扇風機で室温を適度に調整し、夜間の熱中症を予防しましょう」と呼びかけている。

今回は、空調機器メーカーであるダイキンの実験をもとに、夏の夜にどうエアコンを使うのが熱中症リスクを減らし、快眠につながるのかを紹介したい。

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タイマー派?つけっぱなし派?

あなたは夏の夜、エアコンをどう動かすのがいいと思っているだろうか。熱中症リスクを減らし、快眠につながるのは・・・?

1.切タイマー運転 (就寝後3時間でOFF・設定温度28℃)

2.つけっぱなし運転(設定温度28℃)

ここではエアコンの使い方によって暑さ指数「WBGT」がどう変わるのかを検証した結果を見てみたい。

ちなみに「WBGT」とは、気温・湿度・風などをもとに算出される、熱中症のリスクを評価する指標で(単位は℃)、室内では指数が25℃以上で熱中症「警戒」とされている。

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※表は参考

エアコンは、こう動かそう

熱中症リスクを減らし快眠につながるのは「切タイマー運転」か「つけっぱなし運転」か。

答えは・・・

2.つけっぱなし運転 という結果に!

                 提供:ダイキン

下のグラフを見てほしい。検証の結果、つけっぱなし運転の場合、睡眠時の暑さ指数(WBGP)は一般的に危険性が少ないと言われる23℃ほどに抑えられる。

一方で、切タイマー運転の場合は・・・

タイマーで電源が切れた午前2時頃からグラフが右に上がっていき、明け方には暑さ指数が25℃近くになった。

先に述べた通り、暑さ指数(WBGP)25℃は、熱中症への「警戒」が必要とされる数値。

つまり、エアコンはつけっぱなしの方が熱中症リスクが減らせることがわかる。

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※検証結果はあくまで1つの目安です。住環境や気温などによって結果は変わります。

室温は睡眠の質にも影響

夜間、部屋の温度が上がると、夜中に寝苦しくて目が覚めたり、しっかり寝たつもりでも、朝になんだか疲れたような気分で起きたり・・・睡眠の質の低下につながる可能性がある。

朝までエアコンを「つけっぱなし運転」にすることは快眠につながり、それが翌日につながる。温度管理はとても重要なのだ。

そこで気にしなければならないのが「温度」である。

あなたはエアコンを使用して寝る場合、何度に設定しているだろうか。

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