兵庫県の斎藤知事のパワハラ疑惑などを調査する百条委員会が行われ、死亡した元幹部の音声データや陳述書などが公開されました。

百条委 奥谷謙一 委員長
「文書の真偽を白日の下に明らかにすることが務めである」

午後1時半に始まった3回目の百条委員会。斎藤知事の「パワハラ」や「おねだり体質」など7つの疑惑を告発し、停職処分を受けたのちに死亡した県の元幹部(60)が残した音声データと、百条委員会で発言予定だった内容の陳述書が調査資料として公開されました。

公開された音声
「ワインをちょっとまだ私は飲んでいないので、ぜひまた」

この音声データは、おととし11月に県西部の上郡町を訪れた斎藤知事が、特産品のワインについて関係者らと交わしたやり取りを録音したものです。

音声について斎藤知事はけさ、自身の発言だと認めていました。

兵庫県 斎藤元彦 知事
「特産品としてのすばらしさをPRしたいと思いますという趣旨で『よろしくお願いします』と言った。たしか自宅で飲んだと記憶しています。(Q.飲んだ感想はSNSで発言した?)そこはしていないと思います」

百条委員会は今後、県の職員を対象にアンケートを行い、来月下旬から証人尋問を始めるとしています。

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