SNSを使った投資詐欺の被害が止まりません。2024年2月から3月までに静岡県島田市に住む70代の男性が1100万円を騙し取られました。きっかけはSNSの「友だち追加」を自動で行う設定にしていたことでした。

SNSを使った投資詐欺の被害にあったのは島田市に住む70代の会社役員の男性です。

警察によりますと、男性は2024年2月上旬から3月上旬までの間、SNSを通して知り合った人物に現金合わせて1100万円を騙し取られました。

男性は1月、普段利用しているSNSで株で儲けた人たちが成功体験を語るグループのやり取りが閲覧できる状態になっていることに気が付きました。

男性はグループのなかで「儲かる」とされていた株などへの投資に参加し、指定された口座に現金を複数回振り込んだということです。

男性は株のレートや資産の状況などが確認できるアプリのダウンロードを指示されていて、アプリ上では投資した現金が増えていることが確認できたということです。

男性が現金を引き出したいと申し出たところ、「海外のレートで運用しているため、その国の税金を払わないと現金化できない」などと伝えられ、詐欺に気付いたということです。

警察は、男性がSNSで「友だち追加」を自動で行う設定にしていたことが事件のきっかけになったとみていて、SNSを使った詐欺事件として捜査を進めています。

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