青森県は、リンゴの病害虫「モモシンクイガ」の被害防止に向け、18日までに目標の半数の園地に薬剤の購入支援を行ったことを明らかにしました。

県議会の農林水産委員会で県側が示した内容によりますと、18日現在、目標としている1万ヘクタールの約半数、4900ヘクタールにモモシンクイガの交尾を阻害する交信撹乱剤の購入支援を行ったということです。

モモシンクイガは、リンゴの実に入って食害を及ぼす病害虫で、2023年夏の高温で2024年は発生が多くなると予想されています。

また、県産リンゴの主要な輸出先・台湾でモモシンクイガが発見されると、輸出停止につながる恐れがあるほか、国内の需給にも大きく影響することが懸念されます。

県は、生産者が購入する交信撹乱剤の費用の最大半額を支援していて、薬剤散布が間に合う目安の5月中旬までに使用の普及を進めたいとしてます。

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