全国有数のサクラの名所・弘前公園(青森県)は園内のソメイヨシノが19日に満開となりました。青森テレビでは今週、各地のサクラの状況をニュース内で中継でお伝えしています。最後を飾るのは幻想的な夜桜とともに、春色に染まる絶景が広がる「弘前公園」のサクラです!以下、白川舞アナウンサーの報告の全文です。

日没から始まったライトアップで弘前公園のサクラは艶やかさを増してきました。ライトアップされると、妖艶な桜が一層際立ちいいですね。園内は夜桜を楽しもうと、多くの人で賑わっています。弘前公園ではどこを切り取っても“日本一”と称されるサクラが織りなす絶景が広がっています。

天守を包み込むように植えられたサクラ。まさに“桜の城”『弘前城』ならではの眺めですよね。写真を撮りたくなる場所がいたるところにあり、一日中、散策しても飽きることはありません。

その理由の1つは、サクラが52品種であわせて約2600本も植えられているということです。このため、色の濃淡、そして、咲き方は実に様々。見とれてしまいます。

そしてもう一つ、大きな特徴は、樹齢が100年を超す古木が約400本も植えられていることです。古木ならではの風格ある眺めを楽しむことができます。

このほかにも、園内ではまつり期間中、様々なイベントが行われ、また新たな形でサクラを楽しむことができます。

さくらまつり満開セレモニーが行われた19日は、城をバックに『能』が行われました。

咲き誇るサクラと伝統芸能の競演は20日も3回行われて、日本の美を体感することができます。

また、園内でいま人気を集めているのは『中濠観光舟』です。普段は見ることのできない堀から見上げるサクラ。観光船ならではの眺めは一見の価値があります。

乗船した人
「見て涙が出ました。京都とか行くけど、サクラが違います」
「(水面が)波がうっていなくて、鏡のようになってきれい」

近年の早咲きにあわせて、記録が残るなかでは最も早い4月12日に開幕した「弘前さくらまつり」。2024年はコロナ禍前と同様の、制限のない形で開催されているため、園内での楽しみ方も幅広くなっています。

弘前公園で人気が高い桜のトンネルは19日に満開。外堀の花吹雪・花筏が20日に見頃の予想となっていて、今週末のお出かけにはピッタリです!そして、夜桜を楽しみたいという方!園内のライトアップは午後10時までとなっています。

日中に比べて夜は肌寒くなってきましたので、暖かい羽織物が1枚あるといいかもしれません。

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