暑くなり、冷やし中華が食べたくなる季節です。マヨネーズ入りの冷やし中華はいかがでしょうか?また、作るのは大変なのに反応はイマイチ…冷やし中華が抱える2つの問題をみていきます。
冷やし中華の“マヨネーズ論争” あなたはあり派?なし派?
小笠原亘キャスター:
まず1つ目は、“冷やし中華にマヨネーズあり・なし論争”、そして2つ目は“作るの大変なのに家族のテンションあがらない問題”です。
ホラン千秋キャスター:
一人暮らしになってからあまり食べていません。いざ作ろうとすると、錦糸卵を作らないといけないし、きゅうりも細切りしないといけないし、鶏肉を蒸さないといけないし…だったらそうめんが良いやと思ってしまいます。
小笠原キャスター:
まず一つ目の問題から始めましょう。冷やし中華にマヨネーズをかけるのは、ありかなしかを全国で聞いたところ、“かける”が25%、“かけない”が75%という結果になりました。4分の1しか“かける”人がいないということでした。
また、マヨネーズをかける人が多い都道府県は、愛知県の70%を筆頭に、三重67%、岐阜64%と東海3県に集中していることがわかりました。
ホランキャスター:
松田さんは今年食べた中で、マヨネーズをかけましたか?
元競泳日本代表 松田丈志さん:
かけていません。僕は家で食べたのですが、ラー油をかけてピリ辛にしました。
井上貴博キャスター:
ピリ辛にするなら、からしかラー油かですね。
松田丈志さん:
マヨネーズも絶対美味しいと思うのですが、体重を気にしている身からすると、カロリーを減らすならかけない方がいいのかなという気持ちはあります。
小笠原キャスター:
マヨネーズをかける人は、なぜ東海地区で多いのでしょうか。東海地方を中心に展開しているラーメンチェーン「スガキヤ」の担当者曰く、「東海地区の人は昭和40年頃からマヨネーズをつけていた。おそらくスガキヤが最初にマヨネーズを皿にのせてマヨネーズ付きで出していた」ということです。
最近は器に乗せるのではなく、“袋マヨネーズ”で提供しているそうですが、ほぼ東海地区の人は袋から出してマヨネーズをつけて食べているそうです。
井上キャスター:
私の父親は大阪出身ですが、マヨネーズを入れていました。関西の一部に広がっているかもしれないです。
小笠原キャスター:
コンビニエンスストアで冷やし中華が売られていますが、マヨネーズは付いているのでしょうか。セブンーイレブンでは東海・近畿地区で同じ値段でマヨネーズが付いているそうです。ファミリーマートでは東海地区(静岡県は一部地域)で、ローソンでは、東海・近畿に加え、東北でもマヨネーズを付けて売っているということです。
小笠原キャスター:
実際にどんな味なのだろうと思い、コンビニエンスストアの冷やし中華にマヨネーズを入れて食べてみましたが、カップ焼きそばにマヨネーズをつけて食べる人はおそらく好きだと思います。
井上キャスター:
脳内で考えても絶対おいしいと思います。
小笠原キャスター:
マヨネーズを付けて食べたことがないだけですかね。結構マヨネーズを入れても良いかなと思います。また、からしを入れると、からしマヨネーズのようにもなります。
冷やし中華は“切ない料理”!? 作るのが大変でも反応は…
小笠原キャスター:
そして、次の問題です。“作るのが大変なのに家族のテンションが上がらない問題”です。“冷たい麺”という共通点により、そうめんと一緒に冷やし中華がくくられているのでは?ということで、いつ冷やし中華を食べたか意外と覚えていないということです。
料理研究家のみないきぬこさんによると、「冷たい料理は香りが立たないので、カレーのように『今日カレーなんだ。お腹すいてきた』とはならない」とのことで、なかなか報われない“切ない料理”の代表格だということです。
他にポテトサラダも手間がかかるが、なかなか報われない“切ない料理”だということです。
みない流「簡単冷やし中華」をご紹介します。冷やし中華で手間がかかるのは錦糸卵です。薄焼きをして細切りにしないといけないのですが、卵を溶いてレンジでチンをしてほぐす、スクランブルエッグ風にすることで時短になります。
さらに、「チャーシュー」「ハム」なども細く切る必要がありますが、コンビニのサラダチキンをほぐせば良いのではないでしょうか。
松田丈志さん:
サラダチキンなら全然邪魔しないので良いと思います。
小笠原キャスター:
最後に、きゅうりも細切りにします。包丁を使わず、きゅうりを袋に入れて棒で叩いて崩すのはいかがでしょうか。
以上の工程をすべて合わせて5分ぐらいで「包丁いらずの冷やし中華」の完成です。
松田丈志さん:
なんか豪快な感じになりましたね。“メシ感”があります。
井上キャスター:
“男メシ”って感じがしますね。
ホランキャスター:
この方法だったら別にあんまり思い出に残らなくても、切なくはならないっていう理解でいいですか?
小笠原キャスター:
作ってくれたら感謝しましょうってことですね。「冷やし中華は大変なのに作ってくれてありがとう」という気持ちを持って食べると。
ホランキャスター:
それはもちろんそうですね。
井上キャスター:
私の実家では、冷やし中華が出なくなりました。あまりにも子どもたちのテンションが上がらないので。
松田丈志さん:
子どもたちが学校に行っている時に、大人だけのランチで食べたりしていますね。子どもはあまりテンションが上がらないのかな。
ホランキャスター:
具が減って麺だけ余ったりしますからね。
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<プロフィール>
松田丈志さん
元競泳日本代表 五輪4大会出場 4個のメダル獲得
JOC理事 宮崎県出身 3児の父
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