石川県白山市で、衝突事故を起こし、乗っていた男女2人にけがをさせたにも関わらず逃走し、さらに飲酒運転を隠すため、事故の後、自宅で酒を飲んだとして、警察は16日、82歳の男を逮捕しました。

ひき逃げなどの疑いで逮捕されたのは白山市若宮の無職・森田茂雄容疑者(82)です。

森田容疑者は15日午後0時50分ごろ、軽乗用車で白山市内の商業施設の駐車場から道路へ出ようとしたところ、右から来た乗用車と衝突した後、逃走した上に飲酒運転を隠すために自宅で酒を飲んだ疑いがもたれています。

警察によりますと、車のナンバーから森田容疑者を特定し、事故の発生からおよそ30分後に自宅で職務質問を行ったところ、すでに酒に酔った状態だったということです。

警察は、運転時の飲酒を隠す目的で自宅で酒を飲んだとみて調べを進めていて、調べに対し森田容疑者は「飲酒運転が発覚するのが嫌で逃げたことに間違いありません」と話し、容疑を認めているということです。

乗用車に乗っていた40代の夫婦は首の痛みを訴えているほか、頭を強く打ち、軽いけがをしています。

警察は、森田容疑者が運転前に飲んでいた酒の量や事故の状況について調べを進めています。

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