16日は戦国武将、毛利元就の命日に当たります。居城があった広島県安芸高田市では元就をしのぶ2つの催しが開かれました。

午前中には毛利元就の墓前祭が開かれました。没後453年になります。

ことしは元就の墓の前でなく一段下にある一族の墓所で開かれました。木が倒れる危険性があるためです。

元就の墓所では先月、高さ30メートルの木が倒れ、石灯籠4基が倒壊しました。

安芸ひろしま武将隊 毛利元就
「ことし無事に墓前祭が開催できるかどうかそのあたりが随分心配だった」

倒れた木は片付けられていましたが、石灯籠は倒壊したままです。史跡のため復元には国への手続きが必要だということです。墓所ではここ数年、毎年のように木が倒れているのが見つかっているということです。

毛利奉賛会 田丸道男会長
「一日でも早く復旧してもらうと。それと並行して枯れ木がいっぱいあるのでこれを整理していただきたいという思いはある」

午後からは毛利元就の銅像の除幕式が行われました。元就の銅像は全国初だということです。

地元の市民グループが元就入城500年の去年、クラウドファンディングで協賛を呼びかけました。すると目標の1000万円を上回る1500万円以上が集まったということです。

毛利報公会 毛利元敦会長

「新しい銅像が建つとは知らなかったので非常に感激しています」

毛利の里安芸高田再生委員会 河野芳嘉代表
「厳島合戦時59歳だった時の姿を再現しています」

グループでは心を一つにすることの大切さ、「百万一心」などのおしえを残した元就を未来に伝えていきたいと話していました。

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