交通事故による死者の数が多い小学生を事故から守ろうと、金沢大学などがデジタルを使った子ども向け標識の実験を進めています。

金沢大学附属小学校で1年から4年までの児童を対象に行われたのは、子どもたちの視線をより集める標識の形を調べる実験です。

こくみん共済と金沢大学では子どもたちを事故から守るための取り組みとして、おととしからデジタルを活用した標識の開発・実験を共同で行っています。

一般的な道路標識は、位置が高いうえに漢字や英語が使われていることから子どもの注意を引きつけにくいという結果が出ています。

これまでの調査では、デジタル表示に音声案内などを組み合わせた認識効果を確認していて、デジタルを使わない標識との比較実験を行いました。

金沢大学藤生研究室・本図聡太研究員「子ども向けの道路標識が世の中には圧倒的にないので、そういったものが世の中に普及して行って1人でも多くの交通事故が減っていくというのをめざしていければいい」

今後は、道路上での実装化に向けて学会での発表などを通し社会に発信していきたいとしています。

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