長野県のコロナ禍の観光支援事業「信州割SPECIAL(スペシャル)」で、上田市の事業者が9900万円余りを不正受給したとされる問題で、県警は支援金139万円をだまし取ったとして、経営者の男を再逮捕しました。

詐欺の疑いで16日に再逮捕されたのは、上田市下之条(しものじょう)の旅行業・「国際ホリデイ」を経営する岸田直博(きしだ・なおひろ)容疑者74歳です。

調べによりますと、岸田容疑者は2022年5月上旬、コロナ禍で県が行った観光支援事業「信州割SPECIAL」で、290人分の旅行を架空に申請し、支援金139万円をだまし取った疑いがもたれています。

岸田容疑者は容疑を認めていて、これまでに同様の手口で、102万円余りをだまし取ったとして、逮捕・起訴されています。

県は、「国際ホリデイ」が支援金などを不正受給したとして、9900万円余りの返還を求めていて、警察は多額の余罪があるとみてさらに調べを進めています。

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