死亡した兵庫県の元幹部職員が知事のパワハラ疑惑などに関する音声データを残していたことについて、斎藤元彦知事は「詳細を承知していないので、回答できない」と答えました。
今年3月、当時兵庫県の幹部職員だった男性(60)は、斎藤知事の「パワハラ」や「おねだり体質」などを告発する文書を作成しましたが、県は「核心的な部分は事実でない」として元幹部を停職処分にしました。その後、疑惑を調査する百条委員会が県議会に設置されましたが、元幹部は7月7日に死亡しました。
関係者によりますと、元幹部は、委員会で発言する予定だった内容の陳述書のほか、知事が出張で訪れた地域のワインについて「私も飲んでみたい」「折を見てお願いします」などと発言した内容を録音した音声データを残していたということです。
斎藤知事は7月16日、会見で改めて辞職を否定したうえで、ワインを催促したとされる疑惑については…
(兵庫県 斎藤元彦知事)「現時点でそれに対して自分の記憶とか、そういったものが回答できないという状況です。これはもちろん、詳細が今後分かり次第しかるべきはしっかりと回答していくということは考えています」
元幹部が残した音声データなどについては、百条委員会の理事会が取り扱いを検討しています。
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