海上自衛隊呉地方総監部は16日、18歳未満の女性のわいせつな動画などを撮影し、データ消去を引き換えに金銭を要求したなどとして、護衛艦さみだれの海士隊員の男性(20)を停職3ヶ月の懲戒処分としたと発表しました。

海上自衛隊によりますと、海士隊員の男性は、当時交際相手だった女性が18歳未満であるとしりながらわいせつな動画や画像を撮影・保存したり、交際の解消を告げた女性に対し、わいせつなデータの消去を引き換えに金銭を要求したということです。

海士隊員の男性は3月28日に恐喝未遂の疑いで逮捕、4月12日に児童買春・児童ポルノ法禁止法違反の疑いで再逮捕されていました。逮捕時の警察の調べに対し、男性は容疑を認めていたということです。

海士隊員の男性は「多大な迷惑を掛けたことを反省しております。本件に関し、いかなる処分も受ける所存です」とコメントしています。

また、海上自衛隊護衛艦さみだれ艦長の古賀直樹二等海佐は「隊員がこのような規律違反を起こしたことにつきまして、大変申し訳なく思っております。国民の不信を招く事案を生起させたことを重く受け止め、更なる教育・指導を徹底してまいります」とコメントしています。

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