福岡管区気象台は大雨と突風に関する九州北部地方(山口県を含む)気象情報を発表しました。(14日午前5時20分)

山口県を含む九州北部地方では、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風に注意するよう呼びかけています。山口県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県では、14日午後にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があるとしています。

発表内容は以下のとおり。


 対馬海峡に停滞している梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となっています。
 このため、九州北部地方では、15日昼過ぎにかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。また、落雷や竜巻などの激しい突風が発生するおそれもあります。

[雨の実況]
降り始め(10日03時)から14日05時までの降水量(アメダスによる速報値)
  山口県
    下関市竹崎 246.0ミリ
    岩国市広瀬 220.5ミリ
    山口市前町 215.0ミリ
  福岡県
    添田町野田  129.0ミリ
    小倉南区東谷 116.0ミリ
    北九州空港  113.0ミリ
  大分県
    日田市椿ヶ鼻 140.0ミリ
    杵築     105.5ミリ
    国東市国見  100.5ミリ
  佐賀県
    嬉野 114.0ミリ
  熊本県
    五木 233.5ミリ
    水俣 225.5ミリ
    山江 210.0ミリ
  長崎県
    雲仙岳 212.5ミリ
    島原  153.5ミリ
    諫早  125.5ミリ

[雨の予想]
14日に予想される1時間降水量は多い所で、
  山口県 50ミリ
  福岡県 60ミリ
  佐賀県 60ミリ
  長崎県 60ミリ
  大分県 60ミリ
  熊本県 60ミリ
15日に予想される1時間降水量は多い所で、
  山口県 40ミリ
  福岡県 40ミリ
  佐賀県 40ミリ
  長崎県 40ミリ
  大分県 20ミリ
  熊本県 20ミリ
14日6時から15日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
  山口県 180ミリ
  福岡県 200ミリ
  佐賀県 250ミリ
  長崎県 200ミリ
  大分県 200ミリ
  熊本県 180ミリ
その後、15日6時から16日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
  山口県 100ミリ
  福岡県  80ミリ
  佐賀県 100ミリ
  長崎県 100ミリ
  大分県  50ミリ
  熊本県  50ミリ
 線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。
 線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性のある地域と期間は、山口県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県 14日午後にかけて です。

山口県の雨の予想は以下のとおり

[雨の予想]
14日に予想される1時間降水量は多い所で、
  西部 50ミリ
  中部 50ミリ
  東部 50ミリ
  北部 50ミリ
15日に予想される1時間降水量は多い所で、
  西部 40ミリ
  中部 40ミリ
  東部 40ミリ
  北部 40ミリ
14日6時から15日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
  西部 180ミリ
  中部 180ミリ
  東部 180ミリ
  北部 180ミリ
その後、15日6時から16日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
  西部 100ミリ
  中部 100ミリ
  東部 100ミリ
  北部 100ミリ
線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。

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