徳之島町出身の元衆議院議員で、医療法人「徳洲会」の設立者・徳田虎雄さんが10日亡くなった訃報を受け、県内の徳洲会病院に献花台が設けられ、花を手向ける人の姿が見られました。

徳洲会グループの徳田虎雄名誉理事長は1938年、徳之島生まれで、大阪大学医学部を卒業したあと、1975年に医療法人・徳洲会を設立し、一代で日本を代表する病院グループを築きました。

また、政界にも進出し、衆議院議員を4期務めました。徳田さんは、2002年に難病のALSと診断され、闘病中でしたが、10日の夜、神奈川県内の病院で亡くなりました。86歳でした。

徳洲会グループによりますと県内11ある病院の一部で献花台を設置することになり、このうち沖永良部徳洲会病院と与論徳洲会病院では、12日、設置されました。

沖永良部徳洲会病院では、15人が記帳に訪れ、花を手向け、徳田さんの冥福を祈っていました。このほか、喜界、名瀬、笠利、瀬戸内の徳洲会病院では、今月16日から設置されるということです。

(沖永良部徳洲会病院・元事務局長 永島健司さん)「沖永良部島に総合病院がなくて『造る』言って、うそかなと思ったが造ってくれた。多くの命を助けてもらった」「弟子たちががんばっているので見守り、応援してあげてください」

徳田さんのお別れの会は、後日行われる予定です。

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