新潟県三条市で鍛造品を製造していた『國光工業』が破産を申請し、事業を整理する予定であることがわかりました。民間の信用調査会社・東京商工リサーチによりますと、販売不振が原因で負債総額は約7000万円とみられています。

明治期に創業したとされる老舗の『國光工業』は鍛造業者として1968年に法人化。
「熱間加工」と呼ばれる生産分野で特に多くの実績を有し、工作・産業用・農機・自動車関連などの各種機械部品のほか、特殊作業工具や治工具類など、多岐にわたる製品を取り扱っていました。

1992年5月期には約1億8500万円の売上高を計上していたものの、地元の取引先を主だった顧客としているなかで、地域市況の低迷や他社との競争の激化もあって受注は減少傾向を余儀なくされ、2023年5月期の売上高は約2900万円にまで落ち込み、採算的にも恵まれず、資金繰りも限界に達したものとみられています。

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