手に持ったスマートフォンの画面を見ながら車を運転して男性をはね、死亡させた罪に問われている村山市の25歳の男の初公判が開かれました。
検察は刑事責任が重く、結果が重大だとして禁固2年を求刑しました。
過失運転致死の罪に問われているのは村山市白鳥の無職の男です。
検察によりますと男は去年12月の夜、自宅近くの国道で手に持ったスマートフォンの画面を見ながら車を運転して仙台市に住む54歳の男性をはねて死亡させた罪に問われています。
男は、手に持ったスマートフォンで通信アプリをみながら時速65キロで走っていて、駐車中の車に気付きハンドルを切りましたが避けきれなかったということです。
きょうの初公判で検察は、男が以前にも追突事故を起こしていたことなどを指摘しました。
被告人質問では、弁護側から「どんな気持ちで運転していたのか？」と聞かれると
男は「大丈夫だろうと思って運転していた」と犯行当時の心境を語りました。
検察は、刑事責任は重く、結果が重大だとして禁固２年を求刑しました。
一方で弁護側は、反省していて、被害者遺族と示談が成立していることから執行猶予付きの判決を求めました。
最後に、男は「このような事故を起こして皆さんに迷惑をかけたので、今までの生活を見直して、注意して生活したい」と述べ、結審しました。
判決は今月18日に言い渡されます。
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