東京・浅草の夏の風物詩「ほおずき市」が9日、浅草寺境内で始まった。よしず張りの露店約80軒が並び、厄よけの縁起物とされるホオズキを買い求める人たちでにぎわった。

浅草寺の境内を彩るホオズキ=9日、東京都台東区で(坂本亜由理撮影)

 ほおずき市は、江戸時代に7月の功徳日の縁日として始まり、この日に参拝すれば4万6000日分の御利益が得られるといわれる。  ホオズキは盆飾りとしても人気があり、鉢植えと風鈴のセット(3000円)が売れ筋。今年のホオズキは「大ぶりで赤みが強い」のが特徴だという。鉢植えを買っていた埼玉県蓮田市の介護施設職員大谷恭子さん(46)は「施設に飾って、お年寄りに懐かしんでもらいたい」と話していた。10日まで。(鈴木里奈) 

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